サイドFIREとは?必要な資産額・計算方法・達成までのステップを30代会社員が解説

「FIREして会社を辞めたい」

そう考えたことがある人は、多いのではないでしょうか。

ただ、FIREを目指すとなると、

「数千万円の資産が必要なのでは?」

「普通の会社員には難しいのでは?」

と感じるかもしれません。

そこで知っておきたいのが、サイドFIREという選択肢です。

サイドFIREは、資産から得られる収入だけで生活するのではなく、投資による資産収入と、自分で得る労働収入を組み合わせて生活する方法です。

完全に仕事を辞めるFIREと比べて、必要な資産額を抑えやすいのが大きな特徴です。

この記事では、30代会社員として資産形成を続けながら40代でのサイドFIREを目指している私が、

  • サイドFIREとは何か
  • FIREとの違い
  • サイドFIREに必要な資産額
  • 必要資産の計算方法
  • 4%ルールとの関係
  • サイドFIREを目指すためにやること
  • 私が5,000万円を目標にしている理由

について、できるだけ分かりやすく解説します。

目次

サイドFIREとは?

サイドFIREとは、資産収入と労働収入を組み合わせながら、生活に必要なお金を確保する考え方です。

完全なFIREでは、投資資産から得られる収入だけで生活費をまかなうことを目指します。

一方、サイドFIREでは、

投資による資産収入+自分で得る労働収入

で生活費をまかないます。

例えば、毎月の生活費が20万円の場合。

サイドFIRE後も月10万円働いて得られるなら、資産から必要なのは残りの10万円です。

つまり、

生活費20万円-労働収入10万円=資産から必要な10万円

となります。

このように、働いて収入を得ることで、FIREに必要な資産額を大きく抑えられる可能性があります。

FIREとサイドFIREの違い

FIREとサイドFIREの大きな違いは、労働収入を必要とするかどうかです。

FIREサイドFIRE
労働収入基本的に不要一部必要
資産収入生活費の大部分をまかなう生活費の一部をまかなう
必要資産大きくなりやすい抑えやすい
働き方原則として仕事を辞める働く時間・量を減らす
目指しやすさハードルが高い比較的現実的

FIREでは「働かなくても生活できる状態」を目指します。

一方、サイドFIREでは、

「働くことを完全にやめる」のではなく、「働き方を自分で選べる状態」を目指す

という考え方ができます。

これは、普通の会社員が資産形成をするうえで、非常に現実的な選択肢だと私は考えています。

サイドFIREに必要な資産はいくら?

結論から言うと、サイドFIREに必要な資産額は人によって違います。

「サイドFIREには3,000万円必要」

「5,000万円あればサイドFIREできる」

と一律に決めることはできません。

なぜなら、

  • 毎月の生活費
  • サイドFIRE後の労働収入
  • 投資資産から得られる収入
  • 家族構成
  • 住居費
  • 将来の支出

などによって必要な金額が変わるからです。

重要なのは、「いくら資産が必要か」を先に決めるのではなく、「毎月いくら不足するのか」を計算することです。

サイドFIREに必要な資産の計算方法

基本的な考え方はシンプルです。

①生活費を計算する

まず、サイドFIRE後に毎月いくら必要なのかを考えます。

例えば、

毎月20万円

必要だとします。

年間では、

20万円×12か月=240万円

です。

②サイドFIRE後の労働収入を考える

次に、サイドFIRE後も働いて得る収入を考えます。

例えば、

月10万円

の収入を得るとします。

年間では、

10万円×12か月=120万円

です。

③資産から補う金額を計算する

生活費240万円から労働収入120万円を引きます。

240万円-120万円=120万円

つまり、年間120万円を資産から補う必要があります。

④必要資産を考える

ここで4%ルールを一つの目安として使うことができます。

年間120万円を4%で取り崩す場合、

120万円÷4%=3,000万円

となります。

この場合、3,000万円が一つの目安になります。

ただし、4%ルールは「3,000万円あれば絶対に大丈夫」という保証ではありません。

市場環境や運用期間、取り崩し方などによって結果は変わります。

そのため、私は4%という数字を絶対的な基準ではなく、必要資産を考えるための目安として捉えています。

生活費によって必要資産は変わる

例えば、サイドFIRE後の労働収入を月10万円とした場合、生活費によって必要な資産額は変わります。

月の生活費月の労働収入月の不足額年間不足額4%を目安にした資産額
15万円10万円5万円60万円1,500万円
20万円10万円10万円120万円3,000万円
25万円10万円15万円180万円4,500万円
30万円10万円20万円240万円6,000万円

このように、

生活費が少ないほど、必要な資産額も小さくなります。

また、サイドFIRE後の労働収入を増やすことでも、必要な資産額を抑えることができます。

だからこそ、サイドFIREを目指すときは、

「何千万円必要なのか?」

だけを見るのではなく、

「生活費はいくらなのか?」

「サイドFIRE後にいくら働くのか?」

を考えることが重要です。

サイドFIREでは「働く収入」が大きな意味を持つ

サイドFIREの大きなメリットは、労働収入を組み合わせられることです。

例えば、年間生活費が240万円の場合。

年間120万円の収入があれば、資産から必要なのは年間120万円です。

もし年間180万円の収入を得られるなら、

240万円-180万円=60万円

しか必要ありません。

4%を目安にすると、

60万円÷4%=1,500万円

となります。

もちろん、実際には税金や社会保険料、臨時支出なども考える必要があります。

それでも、

働いて得られる収入が、必要資産を大きく左右する

ことはサイドFIREを考えるうえで重要なポイントです。

4%ルールとは?

サイドFIREを考えるとき、「4%ルール」という言葉を目にすることがあります。

4%ルールとは、FIREに必要な資産額を考える際の代表的な目安の一つです。

例えば年間生活費が240万円なら、

240万円÷4%=6,000万円

となります。

つまり、年間生活費の約25倍の資産を一つの目安として考える方法です。

ただし、4%ルールは将来の資産運用を保証するものではありません。

株式市場は上昇することもあれば、大きく下落することもあります。

特に資産を取り崩し始めた直後に大きな暴落が起きると、資産形成への影響は大きくなります。

そのため、

「4%ルール=絶対に資産がなくならない方法」

と考えないことが大切です。

4%ルールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しています。

私がサイドFIREを目指す理由

私自身も、サイドFIREを目標にしています。

ただし、私が目指しているのは、

「できるだけ早く仕事を辞めること」

ではありません。

目指しているのは、

「会社員として働く時間や働き方を、自分で選べる状態」

です。

会社員として働きながら投資を続け、少しずつ資産を増やしていく。

そして、十分な資産ができた段階で、

「今までと同じように働き続ける」

だけではなく、

「働く時間を減らす」

「好きな仕事を選ぶ」

「収入よりも自由を優先する」

といった選択肢を持てるようにしたいと考えています。

私の目標は5,000万円

私自身は、5,000万円を一つの大きな目にしています。

ただし、

「サイドFIREには5,000万円必要」

と言いたいわけではありません。

必要な資産額は、生活費やサイドFIRE後の収入によって変わります。

それでも5,000万円を目標にしているのは、資産にある程度の余裕を持たせたいからです。

サイドFIRE後も、

  • 生活費
  • 税金
  • 社会保険
  • 教育費
  • 住宅関連費
  • 急な出費

など、さまざまなお金が必要になります。

そのため私は、

「最低限必要な金額」ではなく、「余裕を持って選択肢を増やせる金額」

を目指しています。

もちろん、5,000万円という目標が誰にとっても正解というわけではありません。

大切なのは、自分の生活に合わせて目標金額を決めることです。

サイドFIREを目指すためにやること

サイドFIREを目指すなら、いきなり「何千万円貯める」と考える必要はありません。

まずは次の順番で考えてみることをおすすめします。

STEP1:現在の生活費を把握する

最初に、自分が毎月いくら使っているのかを確認します。

家賃や住宅ローン、食費、光熱費、通信費、保険、娯楽費などを一度整理してみましょう。

STEP2:将来の生活費を考える

現在の生活費だけではなく、サイドFIRE後にどれくらいのお金が必要なのかを考えます。

今より生活費が下がるのか、逆に家族構成の変化などで増えるのかも考えておくことが大切です。

STEP3:サイドFIRE後の収入を考える

「毎月いくら働けばいいのか?」

を考えます。

月5万円なのか、10万円なのか、15万円なのか。

この金額によって必要な資産額は大きく変わります。

STEP4:不足額を計算する

次の式で計算します。

年間生活費-年間労働収入=年間不足額

この不足額を資産から補うイメージです。

STEP5:必要資産を逆算する

4%ルールなどを参考にしながら、

年間不足額÷4%

で一つの目安を計算します。

ただし、4%という数字だけに頼らず、運用期間やリスク、生活防衛資金なども含めて考えることが重要です。

STEP6:まずは資産形成を始める

必要資産が分かったら、あとは少しずつ資産形成を進めていきます。

私自身も、会社員として働きながら投資を続けています。

一気に大きな資産を作ろうとするのではなく、

収入を増やす

支出を整える

余剰資金を投資する

長期で運用する

という流れを継続することを大切にしています。

サイドFIREで注意したいこと

サイドFIREは魅力的な選択肢ですが、注意点もあります。

資産価格は変動する

投資資産は常に増えるわけではありません。

株式市場が大きく下落する可能性もあります。

そのため、資産額だけを見て「もう大丈夫」と判断するのは危険です。

労働収入がなくなる可能性もある

サイドFIREでは労働収入を前提にするため、

「予定していた仕事ができなくなった」

「収入が減った」

といったケースも考えておく必要があります。

想定外の支出が発生する

人生では、予定していなかった支出が発生します。

そのため、必要資産をギリギリまで計算するのではなく、ある程度の余裕を持っておくことが大切です。

投資だけで考えない

サイドFIREは投資だけの話ではありません。

収入支出働き方生活費資産運用

これらを組み合わせて考えることが重要です。

サイドFIREは「自由を増やすための選択肢」

サイドFIREの魅力は、単純に「仕事を辞められる」ことではありません。

私は、

人生の選択肢を増やせること

に大きな意味があると考えています。

例えば、

「今の会社で働き続ける」

という選択肢しかない状態と、

「会社員を続ける」

「働く時間を減らす」

「別の仕事に挑戦する」

「好きな仕事をする」

という選択肢を持っている状態では、精神的な余裕も変わってくるはずです。

だから私は、サイドFIREを

「仕事を辞めるための目標」ではなく、「人生の選択肢を増やすための目標」

として考えています。

まとめ|サイドFIREは普通の会社員でも目指せる

サイドFIREに必要な資産額は、人によって違います。

大切なのは、

「サイドFIREには○○万円必要」

と決めつけることではありません。

まずは、

①生活費を把握する

②サイドFIRE後の労働収入を考える

③不足する生活費を計算する

④必要な資産額を逆算する

という順番で考えてみましょう。

そして、4%ルールはあくまで一つの目安として活用することが大切です。

私自身も、普通の会社員として働きながら資産形成を続け、40代でのサイドFIREと5,000万円の資産形成を目標にしています。

サイドFIREは、一部の資産家だけのものではありません。

毎月少しずつでも、

収入を増やす
支出を整える
投資を続ける
時間を味方につける

ことで、少しずつ目標に近づいていけます。

「いつか仕事を辞めたい」

ではなく、

「いつでも働き方を選べる状態を作りたい」

と思うなら、サイドFIREという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

私も、普通の会社員としてどこまで資産を増やせるのか。

実体験をこのブログで発信していきます。

一緒に、無理なく資産形成を続けていきましょう。

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